便利な時代になったものだ

昔、とても山奥の大学に通っていた。

そこはもう隔離された場所のようなところだったのだが、若い僕らにはお腹がすいたときの、選択肢の一つとして「吉野家」があった。

ただし、吉野家まで車に乗って約1時間。

それだけ時間と労力をかけてでも、吉野家の牛丼が無性に食べたくなることがあった。

 

それが今ではレンジでチンで、吉野家のあの味が味わえるらしい。

 

 

なんとぜいたくで、なんと素敵なことか。

若い時にこれがあったら、あんな苦労しなくてもよかった。

 

昔を懐かしむ人の気持ちはわかるが、やはり科学技術の進歩はすばらしいと改めて思う。